電話の盗聴~進化し続けるその技術~

こんにちは、今回は盗聴について少し触れてみたいと思います。
 
盗聴というとスパイ映画の世界を思い浮かべるかもしれませんが、電話、スマフォへの盗聴は結構身近な存在です。
実際、最近は盗聴のための部品も簡単に手に入れることもでき、誰でも簡単に盗聴をすることができます(だからといってやらないでくださいネ)
もはや盗聴は誰の身に起きても不思議はない話なのです。
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スマフォは特に気を付けて

何故、携スマフォへの盗聴は特に簡単なのか?
その答えはスマフォをパワーアップするアプリにあります。
意外な話ですが、スマフォでは盗聴関係のアプリが出回っており(勿論不正なものですが)、それをダウンロードするだけで簡単に他人のスマフォを盗聴できるようになったり、逆に気づかないうちに自分のスマフォが誰かに盗聴されるようになったりします。
悪意を持って不正アプリをダウンロードすることは論外ですが、出所が怪しいアプリはダウンロードしないなど自主防衛も必要です。
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デジタルは盗聴されない?

一般的に、音声データをそのまま流すアナログ電話は盗聴され放題ですが、数字の羅列であるデジタル信号に変換するデジタル電話の場合は、盗聴はされないといわれています。
実際は高レベルの技術と知識を持っている人ならばデジタルであっても盗聴することが可能らしいですが、一般人がそのような人のターゲットになることはありませんので、まず安心していいということでしょう。
しかしそれはあくまで現時点での話です。
通信ネットワークが日々進化しているように、盗聴技術も進化し続けています。
近い将来、デジタル電話であっても安心できなくなる可能性は十分にあるのです。
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携帯電話の秘密~何故、携帯はつながるか?~

こんにちは、今回は携帯電話は何故つながるのか、ということについてお話したいと思います。
 
固定電話に相手の声が届くのは電話線でつながっているからです。
では、なぜ電話線のない携帯電話でも声が届くのでしょうか?
これは考えてみればすごく不思議ではありませんか?
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キーは電波

電話線のない携帯電話で何故、声が聞こえるのか、その答えは「電波」です。
固定電話などの有線通信は回線を通じて電気信号のやり取りをするのに対し、携帯電話は空中を飛び交う電波のやり取りをすることで成り立っています。
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電波は、電磁波のうち光より周波数が低いものを指しており、音などと同様に、空間を伝播する性質があります。
携帯電話はこの電波の性質を利用しているのです。

実は有線?

・・・と話はこれで済めば簡単だったのですが、携帯電話について調べていると意外な事実がわかりました。
なんと携帯電話はしっかり有線だったのです。
 
( ゚д゚)・・・・
 
( ゚д゚)・・・エッ?
 
恐らく今、↑みたいな感じでしょう
私もこの事実を知った時はそんな感じでした(苦笑)
 

携帯電話のからくり

携帯電話が電波のやり取りをしているというのは本当です。
ただし、携帯電話から発せられた電波は、すぐ近くにある「無線基地局」という大型のアンテナつきの無線通信装置に届くと、光ファイバーなどの有線ケーブルを伝って通話相手の近くにある無線基地局までたどり着き、再び電波となって相手の携帯電話に届きます。
つまり、携帯電話は近くにある無線基地局までの間だけ無線が使われており、それ以外の部 分は有線のケーブルでつながっているのです。
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まあ、実際のところ技術的にはすべて電波でやり取りすることも可能です。
ただしこの場合、それだけの大きな電波出力を行える装置が必要になるので、ものすごく重く大きな端末となり、とても携帯できるレベルにはならないのです。
将来はオール電波の携帯電話も登場するかもしれませんが、現時点では優先と組む線の組み合わせが最良ということですね。

光ファイバー~新世代のネットワーク回線~

こんにちは、今回は次世代のネットワーク回線として注目されている光ファイバーケーブルについてお話したいと思います。

前回の記事でも少し触れましたが総務省は2015年に既存のメタルケーブル回線を全廃し、光ファイバー・ケーブルに切り替えると豪語していました。
何故か過去系かというと、このように豪語していたのは2010年のことであり、2015年まであと1年に迫った2014年現在、この計画はとん挫、あるいは2020年~2025年まで延期された可能性が高いからです。
 
ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
 
そもそも光ファイバーケーブルというのはどのようなもので総務省は何故この切り替えを推進していたのでしょうか?

光ファイバーとは

「光ファイバー」は離れた場所に光を伝える伝送路のことであり、大容量の情報遠距離に送ることができる次世代のネットワーク回線です。
コア(core)と呼ばれる芯とその外側のクラッド(clad)と呼ばれる部分、そしてそれらを覆う被覆の3重構造になっています。
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光ファイバーは光の点滅のパルス列を伝送するため、伝送損失が極めて小さく、大容量の伝送が可能で長距離の伝送にも適しています。
また、光の伝送を行っているため電磁結合や静電結合による漏話はまったく発生しません。
ある意味、メタル回線が抱えていた欠点をすべて解決しており、メタル回線に代わる次のネットワーク網として推進されるのは当然ではありました。
事実、2010年ごろには、総務省を中心に光ファイバー普及率100%を目指す、「光の道」構想が提唱されました。

総務省の「光の道」構想

「光の道」構想は2010年に「2015年までにブロードバンド利用率100%を目指す」というスローガンの元に原口一博総務大臣(当時)の指示で総務省の「グローバル時代におけるICT戦略に関するタスクフォース」が打ち出した構想です。
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当時の光ファイバーの普及率は35%でしたから、5年の期間があるとはいえ、相当ハイスピードな構想だったことを伺わせます。
しかし、実際はこれまでのような電話網とは別に光ファイバー網を新たに構築しなければならないという問題があったこと、そして何よりも推進役であった民主党政権が短命に終わったことにより、2014年現在ではすでに話にも聞かなくなっています。
 
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これは事実上の計画のとん挫といわれていますが、しかし一方で、光ファイバーが次世代のネットワーク網として依然として有力であることは変わっていません。
実際、現在も、民間及び地方自治体などは光ファイバー等の整備を進めており、確かに2020年~2052年には普及率100%に近い実現する可能はあります。
今後の展開が注目ですね。

メタルケーブル~ネットワークを支える基本線~

こんにちは、今回は通信ネットワークが物理的にどのように形成されているかお話したいと思います。

前回、アナログ回線とデジタル回線の違いについてお話しましたが、実はこの両者は回線そのものは同じものであるということはご存じでしょうか?
こういわれると、
 
(´・ω`・)エッ?/
 
となるかもしれませんが、決して嘘ではありません。
現在、通信ネットワークを物理的につなぐものとしてはメタルケーブルが使用されており、アナログ回線もデジタル回線もこのメタルケーブルの中の区分に過ぎないのです。

メタルケーブって何だろう?

メタルケーブルは心線として銅線などの金属材料を用いたケーブルのことで、もっと簡単に言えば、一般的な「電線(電話線)」のことです。
シースと呼ばれる被覆で覆った芯線は電気が流れるようになっており、この電流にのせてアナログ信号を流すものが「アナログ回線」、デジタル信号を流すものが「デジタル回線」となっています。
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デジタル電話がアナログ回線を利用できる理由

結局、アナログ回線もデジタル回線も、ケーブルの中を伝わる信号に違いがあるだけです。
しかし、これはよくよく考えれば当然の事です。
アナログ信号はアナログ回線しか使えず、アナログ信号はアナログ回線しか使えないと説明されていますが、一方で、アナログ電話はデジタル信号に変換すればデジタル回線を使うことができます。
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もしアナログ回線とデジタル回線がケーブルそのもの違うのであるならば、このようなことができるはずもありません。
 
Σ(゚Д゚)
 
つまり変換すれば回線を利用できるということは、アナログ回線とデジタル回線に本質的な違いはないということなのです。
 
ΣΣ(゚Д゚)
 

2015年、メタルケーブルが終了する?

現在、電話網を初めとする通信ネットワークを物理的につないでいるものとしては、このメタルケーブルが主流です。
しかし一方で、このメタルケーブルが2015年には全廃されるという話もあります。
 
Σ(`Д´ )マヂデスカ!?
 
これは総務省の「2015年までに現在のメタルケーブルを次世代の光ファイバーに切替える」という目標が根拠であるようです。
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しかし、現実には予算などの都合で2020~2025年ごろまで伸びるといわれています。
どうやら、メタルケーブル回線はあと5~10年は現役であるようですね。

通信の基本原理~なぜ、電話はつながるか~

こんにちは、今回は電話の基本原理について考えてみたいと思います。
 
以前から疑問に思っていたのですが、どうして電話で会話が成立するのでしょうか?
勿論、会話が成立するのは電話から相手の声が聞こえ、こちらの声が相手に届くからです。
それはわかります。
ここで疑問に思っているのは、どうして電話は遠くにいる相手に声を伝えることができるのかといことです。
 
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基本は糸電話?

気になって色々調べてみると、電話に限らず通信の基本原理は糸電話であるとの説明を見つけました。

糸電話ってなに?

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糸電話は、二つの紙コップを1本の糸で結んだもので、電話の様に離れた相手と会話をすることができるおもちゃです。
小学年低学年の理科の実験でも定番あるので、恐らくほとんどの人にとってなじみ深いものかもしれませんね。
かく言う私も小学生のころ、理科の勉強で製作したのですが、糸の長さが隣の席の人と話す程度だったので、コップから声が聞こえているのか、直に声が聞こえているのか分からないと首をひねった覚えがあります。

糸電話の原理

さて、この糸電話は音声を糸の振動に変換して伝達し、再び音声に変換することによって離れた2点間で会話ができるようにしているのだそうです。
元々、声に限らず音の正体は空気を伝わる振動であるといわれています。
振動は接触していればその振動は伝わっていきますから、紙コップにつないだ糸を伝ってその振動(=声)が相手が持つ紙コップに伝わる(つまり声が聞こえる)というのは納得できる説明です。
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電話の原理

この糸電話を基本に考えると、なるほど、電話の原理も全く同じであることに気づきます。
確かに電話は、糸電話と同じく遠くの人の電話と手元の電話が電話線でつながっています。
この電話線の中をわたしたちの声や、相手の声が伝わるために、遠くの人とでも話ができる訳ですね。
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電話で使用しているのは振動?

しかしここで新たなる疑問。
糸電話で振動を伝えるためには、両コップをつないでいる紐がまっすぐに伸びていることが前提です。
そうしなければ振動は伝わりわりません。
しかし電話の電話線は一目見てもわかるとおり、まっすぐに伸びていませんし、相手にたどり着くまで様々な中間点を経由しなければなりません。
これでどうして糸電話みたいに声が届くのでしょうか?

電話は電気でやり取り

その答えは極めて簡単でした。
電話では振動ではなく、電気の信号のやり取りをしているのです
電話は、声を送るところと、声を受け取るところに分かれています。
送る方は声を電気に変えるところで、逆に受け取る方は、電気を声にもどす仕組みになっています。
声を送るところの中には、うすい鉄板と電磁石がついている炭素の粒が入っており、声は、まず中にある鉄板をふるわせ、その板のふるえが炭素の粒に伝えられます。
声が強いと炭素の粒がおさえられ、弱いとゆるめられるしくみになっています。粒がおさえられると電気がたくさん流れ、ゆるめられると電気は少なく流れます。
このようにして声は電気の強弱の信号となって電線を伝わっていくのです。
ちなみにこの電気の信号のことを「電気信号」というようです(そのままですね。)
一方、受け取るところにも、同じようにうすい鉄板と磁石が入っています。
とどいた電気の強弱によって、鉄板がふるえてもとの声にもどしています。
つまり、わたしたちが電話を通して聞いている声は、相手の本当の声ではなく、じつは電話機の中の鉄板がふるえている音なのです。
 
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時々、電話の声と実際の声が違うということがありますが、聞こえている声は厳密に言えば本人の声ではないからだったのですね。
納得です。